外交問題

新基軸が見出せない中国、韓国の外交姿勢。(中国 )


昨年末に安倍総理は、念願だった靖国神社に参拝を果たした。このことについて、中国の共産党政府は、「今後の日本が右傾化し、軍備を拡張して、東アジアに軍事的緊張を醸成している」という意味の見解を示し、強硬な非難を繰り返した。30日には、王毅外相がロシアのラブロフ外相に直接、電話会談を行った。そこで話題にしたのは、勿論、安倍総理の靖国神社への参拝が及ぼす影響についてであろう。そして、ラブロフ外相から同意をとりつけたようである。
 しかし、こうした中国の王毅外相の営為は、これまで採ってきた中国の外交姿勢を踏襲したものであって、なんら日本に対する新しい外交における基軸は見出せなかった。ロシアのラブロフ外相の同調は、当然のごとくロシアの外交上の判断であって、ロシアの国益を念頭に置いたものであって、その主張は納得のいくことである。

 また、この中露の外相の電話会談の結果を受けて、中露が共闘して対日外交にあたるとする一部の識者がいるが、筆者は、そのようには考えない。安倍総理のASEAN首脳との直接会談やインドを訪問して首脳会談も行っている。ここで筆者が言いたいのは、日本外交の相手国は中国や韓国、ロシアだけではないということである。つまり、国益が直接的に絡んだ近隣諸国は、自国の国益をより先鋭的に主張して、妥協点は容易に見いだせないということであり、そこに旧来の外交姿勢を貫いていては、一層、両当事国間の妥協点は見いだせないという事である。

 安倍総理は、中国や韓国に対して「対話の扉は開いている」と言っているのだ。その開いた扉からは入らず裏口の勝手口から侵入しようとしても、互いに会話はできない。つまり、外交上の方法論においても、旧来の主張を繰り返しているのでは、当然のごとく二国間の妥協はあり得ないのは、道理である。まして、ここに国益が直接絡んでいるのである。
 尖閣については、本来、中国との間に何ら問題はないのであるが、中国が一方的に自国の主張を繰り返している、との感がある。韓国の竹島についても同様だ。

 そこでだ。外交上の問題点を指摘するのは、それなりに論理的にも理解できる部分もないではないが、安部総理の心情や政治信条、思想について誹謗・中傷するのは、全く無意味であるといわねばならない。

 ことにこれがメディアの主張であれば、尚更のことである。
 報道姿勢で客観性を失ったメディアに信用がおけないのは、道理である。( <a href="http://topics.jp.msn.com/world/korea/article.aspx?articleid=2896993" target="_blank">この記事を参照のこと)</a><br>






要点


  • 問題点





  • 中国政府の出方。

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解説















 コメント



  • 最終更新:2014-01-09 22:44:23

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